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「バイ−ア」…admの初期の頃からの曲ですが、ここではアレンジを変えアルバムのイントロダクションとして、ヨットが風を受けゆっくりと港を出ていくような雰囲気で作ってみました。これがスタートなのです。
「サバラ」…ギターが美しいアルペジオを反復する上をフルートが自由に舞うこの曲はアコダブの王道パターンとも言えるでしょう。コータロー君はピアニストのようなギター弾きで、彼の音の響きやタッチがバンドに不思議な響きを与えます。ちなみに「サバラ」は「SARAVAH」「さらば」「ばさら」のアナグラムになっています。
「ham&egg」…この曲はなんと言ったらいいのでしょう。緊張感を持った変拍子と叙情的なメロデイ−が印象的な三拍子という相反する二つのパートがコラージュの様に現れては消えます。スガヌマ君のドラムが全体を引っ張っています。
「さよならのこだま」…ケイチャン、ヤッチャンの双子姉妹には時々、まるで魔法がかかった様に思う時があります。何か特別
な力が働いているのではと。フルートとヴァイオリンが会話をしているかのように絶妙なコンビネーションで掛け有っています。そして、それは“こだま”のように響いて胸を打ちます。
「あまのはまぐり」…双子が小さな頃作ったというメロデイーにクールなラテン・タッチのリズムを乗せてみました。この曲では壷の音が隠し味となっています。東京というか、都市のフォーク・ミュージックという感じがします。
「(I’m)waiting
with a dog」…以前双子が飼っていたマギーという犬の歌です。
いたずら好きで行儀が悪いけど、愛敬があって憎めないマギーと留守番している時作りました。おせいじにも上手とはいえないハーモニカがいい味をだしていると思います。
「ムギミニピチ」とは?…双子の幼少時代の思い出からきているというこの言葉。意味は説明しない方がいいでしょう。このアルバムを聞いてくれた人たちがそれぞれに思い描いてくれれば幸いです。そしてまた出会えるための呪文となる事を願って…。
text:高橋祐治
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